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LIVE 高橋徹也 「夕暮れ 坂道 島国 惑星 地球」@下北沢lete(2015.8.22) [LIVE]

ついに。この機会が訪れた。

高橋徹也さんのライブ、「夕暮れ 坂道 島国 惑星 地球」。
限定30名ほどしか見ることができない、下北沢leteで定期的に開催されるアコースティックワンマンライブ。

演者は高橋さんのみ。演者と観客との距離は数メートル。
私は、開場時間ギリギリに行ってしまったため、ほとんど座席が埋まってしまった中でカウンター前の小さな椅子に陣取って、開演を待った。

おそらく、ほとんどが常連さんといった感じ。
だけど、みんなきっと高橋さんの長年のファンなんだろうなあと、新参者特有の居心地の悪さは感じつつ、小さいけれど、別世界に連れてってくれるような不思議な店内を見ていた。

やがて、開演時間間近になり、高橋さんがギターチューニングをしに、ステージエリアの座席に座った。

「あ。ご本人登場。」
夏の暑さから噴き出る汗をタオルで吹きつつ、思ったよりキツいジンジャーエールをちびちび飲みながら、様子をうかがう。

ひょろっとした背が高くて線の細い高橋さんがギターのチューニングをしながら、開演の準備を進める。

正直、オーラはさほど感じられなかった。(超失礼)

でも、皆高橋さんのライブの開演を今か今かと待ちわびている静かな興奮と期待感は、感じることができた。

やがて、「こんばんは。高橋徹也です。」と、小さく笑ってCDの歌声とさほど変わらない優しく高い声が聞こえてきて、ライブは始まった。


最初の曲、「The Next Song」は、正直知らなかったので、初めて聞く曲を興味深く聞いていた。
でも、その歌声を聴くと、不思議にその世界にどんどんと引き込まれていく自分を感じていた。

次の曲、「ナイトクラブ」は、今年になってようやくその魅力が分かってきて、最近良く聞いている曲の一つ。
最初の歌詞が聞こえてきた瞬間、熱い思いがこみ上げてきて、思わず口を覆って、早くも泣き出しそうになった。
CDで聞こえるバンドセットの音楽ではなく、アコースティックで聞く「ナイトクラブ」は、CDで展開されるような、ちょっと自分中心に物語が展開される重苦しいものではなく、優しく物悲しい雰囲気を感じさせるものはあるけれど、どこか客観的に楽曲の世界を表現している。
決して、それが「毒気が抜けた」という訳ではない。主演映画の主役から、曲の世界を丁寧に語るナレーションのような。ただ単に、表現する役割が変わっただけ。

そんな感じ。


3曲目の「国際人は電話をしない」。
これも初めて聞く曲。
ずいぶん前に作られたであろう、その歌詞が妙におかしくて、ちょっと笑いながら楽しく聞いた。
あとのMCで本人も笑ってたけど、意外とこの曲が好きだなあと思った。

4曲目の「リンゴひとつ分の魔物」。(当時初披露)

この曲。
この曲が、私に強い衝撃を与えた。

歌詞の世界と、彩るメロディーの美しさと、晩夏の夜というシチュエーションが、この曲の世界にマッチしてたのかもしれない。

一つ一つの言葉を丁寧に歌い上げ、優しく切ない、狂気に走りたくなくともふとしたキッカケで走ってしまいそうな、ギリギリの所で、必死に戦っているような。
音源が手に入れられない状況なので、歌詞についてはうろ覚えになってしまってうまく表現できなくて申し訳ないのだが、人の感情の極限状態を、透明感のある声と美しい旋律で表現していて、一回聞いただけでまさしく虜になってしまった。

ご本人のMCでは、「ずっとこの曲を披露するのをためらっていたけど、今日はなんかようやく披露してもいいかなと思った。今日披露できてよかったです。」と仰っていた。
※後日談:私は、この曲をもうしばらく演奏しないかと思っていましたが、10月24日の同場所でのライブも披露してくれて、今度は本気で涙しました。


そんな衝撃を受けた後に、大好きな「ナイトフライト」に移って、今度は本当に泣きました。
ようやく、18年かかって、ようやく大好きな楽曲を生で聞くことができる。
ああ。嬉しいなあ。そんな思いでいっぱいになり。
曲を口ずさみながら、今日この場に居れたことに対して、心から感謝しました。

そこから、しばらく(当時は)知らなかった、過去のアルバムの楽曲を数曲披露し、
これまた今年からちゃんと聴き始めた「REFLECTIONS」というアルバムでの代表曲。
「ユニバース」が流れてきた。



この曲は、観客全員へ「歌ってください」とコーラスを求められ、皆で歌ったと記憶している。


リフレクションズ

リフレクションズ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ヴィヴィッド
  • 発売日: 2004/04/21
  • メディア: CD




後々考えてみると。高橋さんが今の境地までたどり着くキッカケとなった曲は実はこの曲なのではないか?と思うことがある。(コアなファンの方にとっては、とっくの昔にしっていることかもしれないけれど)

この曲が生まれたからこそ、その後の高橋さんの楽曲の表現方法に自在性が生まれ、歌詞の内容もだんだんと夕焼けの暖かい光や、夜の闇だけではなく、光を存分に感じさせるものを表現できるようになったのではないか?

いくつかのアルバムに収録されているこの曲を思うと。バンドセットや今回のソロ・アコースティックライブで披露する順番の位置を考えると。

今更ながら、今年ようやくこの方のアルバムというアルバムと楽曲という楽曲をを本気で聞きこんでるので、解釈に足りないものがあるかもしれないけれど、ちょっとそう思いました。


一つ一つの楽曲を聴いていると、その歌声の力の使い方が本当に上手な方だなと思った。
もちろん、間もなく20周年を迎え、これまで相当数のライブをこなされているのはさすがの私でもすぐにわかるけれど。

曲が進むうちに、その空間が完全に高橋さんの曲の世界に完全に引き込まれ、目が離せなくなる。

「やっぱり、この人タダ者ではない。」

ファンになった当初から感じていたことではあるけれど、実際目の前で繰り広げられると単なる想像が確信に変わった。


ライブは2部構成で、時折挟まれるMCでの率直な人柄に温かい気持ちになったけど。
だけど、今日に至るまでに様々な葛藤と苦悩と、表現者としてのこだわりを強く感じさせる部分があり。それを何年もかけて昇華しての現在があるのだなと思いました。


ライブ終演後、ずっと欲しかった「大統領夫人と棺」というCDを購入し。
ご本人に少しお話しすることができ、「18年間ファンでいた」ことと、ライブを観て感激した旨を伝えると、喜んでいただきました。

「また、ライブ来てくださいね。」と仰っていただきました。


決してその言葉を真に受けたわけではないけれど。

このライブ以降、ワタクシは新作発売のリリースツアーが始まることをいいことに。

9月から12月にかけて、ソロライブとバンドワンマンライブを、合計6回(!)観に行くことになるのですが。

それは。また別の話。

セットリストはこちらから。(引用:高橋徹也さん公式blog 「夕暮れ 坂道 惑星 地球)

http://ameblo.jp/tetsuyatakahashi/archive1-201508.html
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