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過去映画レビュー⑤「キャッチミー・イフ・ユー・キャン」 [映画コラム]

※言い忘れてましたが、基本「過去映画」は全てネタバレなんで、気をつけてみてください。

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

 
・・・・・・・「ボク」が「詐欺師」の人生を謳歌するきっかけは、ささいなことだった。

名士しか入れないクラブの会員になって、ボクの父さんは、ボクを目の前にして誇らしげに語った。

「二匹のネズミが、クリームの中に落ちた。一匹のネズミは、あきらめて溺れ死んだ。しかし、二匹目のネズミは諦めずに泳いだ。そして、クリームはいつのまにかバターになり、そこから這い上がって助かった。」(※あくまでも、当時の記憶を頼りにして書いていたので、違ってたらすいません)

家では、父さんと母さんが、馴れ初め話をしながらダンスをしていた。
ボクは幸せだった。本当に、幸せだったんだ。
父さんの事業が、失敗するまでは。

幸せは、徐々に崩壊していった。
住む場所が変わり、学校も変わった。
私服の学校に、制服で行ったボクを、クラスの悪ガキがボクをどついたあげく、こう言った。
「何だよ。その格好。先生のつもりかよ」
ちょうど、フランス語の先生は産休に入り、代理教師が今日赴任するはずだった。
それを利用したボクは、言葉巧みに先生になりすまし、授業を進めた。
それから何日も、ボクは先生になりすまし、宿題を出したりしていた。
それがバレ、両親の仲はますます険悪になっていく。

そうしている内、両親は離婚。
それもこれも、父さんの事業の失敗によるお金がらみだとわかると、ボクは父さんがくれた小切手を武器に、「史上最若・最高の詐欺師」への花道を渡っていくことになるんだ。

まず、小切手を換金する術がどういうことか、いろんな銀行へ行って試してみた。
子供だからって、いろいろ冷たい反応が返ってきて、結局現金は手に入らなかった。
銀行はこう言ってたよ。
『面識のない人物に、現金は渡せない』。
そこで、ボクは考え抜いて、『信用度の高い職業』、パイロットになりすまそうと計画した。
パイロットは、子供も皆憧れる、まさに『花形』の職業だからね。
子供だという事を武器に、航空会社へもぐりこみ、「学校新聞」の記者と称して、定年間近の名パイロットから、パイロットの一部始終を聞きだし、購買部で制服も用意してもらい、そこからは『新人・副操縦士』として、無料で全米各地を転々とし、各地の銀行の「若い」女の子に「色目」を使っては、小切手の裏側などを丁寧に教えてもらったよ。
その甲斐あってか、現金はあれよあれよという間に130万ドル。

そんな頃かな。
FBIの堅物捜査官・カール・ハンラティと知り合ったのは。
ほんっとに、彼ほどしつこい捜査官見たことないよ、あれは何なんだろうな。
とにっかくしつこいんだ。要所要所で、僕の影を踏もうとする。
でも、初めて会ったときに彼を出し抜いてから、ボクは、不思議と彼に追われることが苦じゃなかったんだ。
いつも、クリスマス・イブの時は彼と会話してた。
最初は、「話す相手がいない寂しがりやめ!」なんて言われたから、マジでムカついて電話切ってやったけどさ。

そんなカールの捜査が両親まで及ぶ。
父さんに毎回嘘ついて手紙を出していたのに、それが全部パアだってことに気づいたのは・・・・・・。ずいぶん後のことだったけど。
ボクが次に大学病院の名医師になりすまして、そこの看護婦とデキちゃって、相手の父親が検事だって聞いて、またしても嘘で塗り固めて検事志望の若者に変身して。
試しに司法試験受けたら、見事に受かっちゃったもんだから、その父親の司法事務所に勤めることになったんだ。
んで、彼女との婚約披露パーティーに父さんを呼ぼうとしたら・・・・・・。
詐欺がバレてて、警察沙汰になってて、ついでに母さんが父さんの友達と再婚したって聞かされて。
その内、パーティーの最中にカールが捜査官を引き連れて攻め込んでくるし・・・・・・。
婚約者のブレンダには、洗いざらいぶちまけて「2日後のマイアミ空港で待ってる」って言ったけど・・・・・・2日後、空港の警備が厳重になったのを警戒したボクは、結局彼女との約束をすっぽかした。彼女には悪いことをしちゃったな。
でも、彼女との生活は・・・・・・まあ、ついていけないところもあったけど、楽しかったよ。
久しぶりに、『幸せな家庭』っていうのも体験できたし。
・・・・・・やっぱり、こういうのって・・・・・・いいよね・・・・・・・。
けどさ、彼女の父親は優秀な検事だって聞いてたけど、それにしちゃ、ボクの嘘を見抜けなかったってのは、ちょっと問題なんじゃないの?

マイアミ航空の警備を、『スチュワーデス軍団バリケード』という奇想天外な反則技で切り抜けたボクは、もう次から次へと荒稼ぎをした。
その度に、カールはキーキー言いながらも、僕に付き合ってくれたんだ。
そう。
ボクの逮捕に最後に関わったのも、カールだったよね。
そして、フランスで投獄されて、風邪ひいてぼろべろになってるとき(ま、それもちょっとフェイクいれたけど)、アメリカ送還に力を入れてくれたのも、カールだった。
そして、服役後の社会復帰として、「小切手偽造」のスペシャリストだったボクを、「小切手偽造摘発捜査官」にしたのも、彼だった。
おかげで、その後のボクは、「世界一精巧な小切手を開発した技術者」として、世界各地の大銀行から、毎回数百億のリベートをもらえるだけの人間になったんだ。
彼には、感謝している。両親の代わりに、彼が一番の理解者になってくれた。

服役中に父さんは不慮の事故で亡くなって、母さんは再婚相手との間に子供を設けてて・・・・・・。結局、ボクの家庭は壊れたままだったけど、今は自分で新しい家族をつくりあげて、子供もいる。幸せだよ。ホントにね。


・・・・・・とまあ、レオ風に事の次第を述べてみました。いかがでしたでしょうか?
とにかく、一言で言うと、「面白かった」。
いや、らくーに観れた映画でした。
評論家の間では結構不評でしたけど、「エンターテインメント」としては最高なんじゃないっすか?
これ。
レオも、トム・ハンクスも、力まない演技でこの映画を楽しんでいたし、スピルバーグも、あいも変わらず「家族愛」を謳ってるけど、嫌悪感になるほど、強調してもいない。
んで、脇を固める、レオの父親役のクリストファー・ウォーケンと、婚約者・ブレンダの父親役、マーティン・シーン(現在、NHK海外ドラマ「ザ・ホワイトハウス」に主演。金曜夜11:00~)がいい演技をしてくれた。
特に、クリストファー・ウォーケンの演技は、存在感があって「ダメ親父」を知的に演じてくれていた。
ほんと、「撮る側」、「撮られる側」が、皆この映画の世界を楽しんでいたといった感じ。
いい意味で緊張感なくて良かった。
とにかく、その詐欺をしでかす方にも、だまされる方にも笑いっぱなし。
まあ、もうちょっと時間短いほうが良かったかも。結構、途中で席立つ人多かったし。
最近、「笑える映画」に出会うことがあまりないもんで(西洋映画ではね)、これには素直に笑うことが出来て楽しかったです。
んでね。
面白かったのが、女性の皆様老若問わず、「レオ様のコスプレ」に目がハートになっちゃってるんだけど。
ありゃ、マジだろ。演技抜きで、マジにレオ様にとろけてるとみた。
実際、終わってから私の友人も、「レオ様(←様づけがポイント)かっこよかった~」とか言ってた始末だし。
特に、レオ様とラブシーン演じている端役女優の気合いの入れようは半端じゃなく、幸運にもレオの婚約者の役をゲットした女優など、それはもうものすごい勢いで彼の唇をむさぼっていた。
*事実ですから。あえて書きました。

「こーんな大したことない役柄なのに、レオ様とのキスシーンができるなんて、あたしったら何て幸せ者なの?!これが本当の『役得』ってもんなのね!!」

・・・・・・と、女優がそう思ったかどうかは知らないけど、レオを取り巻いた女性の数々の目の輝き様は、あながち演技ではなかったようにも思えた。

やっぱり、レオはこういう映画が一番良く似合う。
これこそ、レオの真骨頂って感じ。
フランスからアメリカに帰る飛行機の中で、レオは長髪にしてたけど(カツラか?それとも地毛なのか?)、それみて、「仮面の男」を思い出しちゃった。長髪も好きなんだけど、でも、やっぱり「タイタニック」以前のレオの美貌からすれば、今のレオは「刑事プリオ」(byオリコカード)とかいう分けの分からないCMに出演させられてた時の失望感が、未だ引きずってる感じ。
ああ。
世界一のモデル・ジゼルと付き合っているんだから、もうちょっとスタイル良くしてほしいよう。
んで、全く触れてないけど、トム・ハンクスのお茶目さもある堅物警官の役どころは、まさにハマリ役。彼の芸達者ぶりが伺えた。
友人曰く、「でしゃばった事はせず、しっかりレオ様を立てた演技をしていた。」という、その心配りもニクイ。
とにかく、この一本は面白かった。ビデオでも見てみたい作品になりました。
あ、そうそう音楽も最高でしたよ。
いだえりの評価:☆☆☆

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HIDE

映画の主人公も凄かったですが、いだえりさんのこの自伝風な解説も感心してしまいました。トラバさせて頂きました。
by HIDE (2005-07-24 18:51) 

まるこ

HIDEさん、初めまして!
感心していただいて、恐縮です。
なんか、こういう書き方ができそうな作品だったので、ちょっとチャレンジしてみました。
こういう反応、すごく嬉しいです。
by まるこ (2005-07-24 21:13) 

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